Oracle Container Engine for k8s(OKE)のKubernetesダッシュボードにアクセスする方法
この記事について
Oracle Container Engine for Kubernetes(OKE)のKubernetesダッシュボードにアクセスする方法をまとめます。
Kubernetesダッシュボードとは
Kubernetesダッシュボードは、kubectlコマンドライン・ツールの代わりに使用することができるWebベースのユーザー・インタフェースです。
Kubernetesダッシュボードを使用して、クラスタ上で実行されているアプリケーションの概要を確認したり、個々のKubernetesリソースを作成または変更したりできます。
例えば以下の用途に利用可能です。
- コンテナ化されたアプリケーションをKubernetesクラスタにデプロイ
- コンテナ化されたアプリケーションのトラブルシューティング
コマンドラインに慣れる前はこういったUIがあると便利ですね。
Kubernetesクラスタやノードプールを作成および削除したり、関連するComputing、Network、およびStorageリソースを管理する場合はKuberenetesダッシュボードではなくOKEのダッシュボードを使用します。
前提条件
1, OKEでKubernetesダッシュボードを利用するにはクラスター作成時にKUBERNETES DASHBOARD ENABLE
が有効になっている必要があります(後から追加することも可能です)。
2, kubeconfigの設定ファイルをダウンロードし、kubectlコマンドを利用できる状態にします。
kubeconfigのダウンロードの方法はAccess Kubeconfig
を確認してください。
Kubernetes ダッシュボードの起動
ダッシュボードにアクセスする方法はKubernetesクラスター作成後、クラスターの詳細の左側にある Getting Started にも記載されています。
1, ローカル端末でkubectl proxy
コマンドを実行します。
~$ kubectl proxy Starting to serve on 127.0.0.1:8001
kubectk proxy
コマンドを実行すると、KubernetesのAPIエンドポイント経由でアプリケーションにアクセスすることが出来ます。 kubectlがapiエンドポイントへのリバースプロキシとして動作します。
2, ブラウザを開き以下URLでKubernetesダッシュボードを表示します。
http://localhost:8001/api/v1/namespaces/kube-system/services/https:kubernetes-dashboard:/proxy/
3, Kubernetesダッシュボードにサインインするための情報を入力します。
今回はkubeconfigファイルを使用してサインインします。
クラスターへのアクセスを構成するために作成したkubeconfigファイル$HOME/.kube/config
*1を選択します。
これで完了です!Kubernetesダッシュボードにアクセスすることができました。
Overviewでは現在動作しているリソースの状況を確認することが出来ます。
リソースを選択することでより詳細な情報を確認することが出来ます。
ご覧いただきありがとうございました。
この記事は Oracle Cloud Advent Calendar 2018 - Adventar 23日目です。